調査研究

暮らしやすいまちを実現するために、
必要なことを調べ検討し、政策提言につなげます。

  1. 介護保険の利用者調査を実施します。
  2. 介護保険制度への政策提言を行います。
  3. 利用者調査に基づきフォーラム等を企画します。
  4. ACTグループや生活クラブ生協、他団体へ講師を派遣します。

2021年度「ケアプラン有料化についてアンケート調査」

2024年の介護保険改正でケアプランを有料化することが継続検討されていますが、介護サービス事業所の皆様がケアプラン有料化について、どの様な見解をされているか、アンケートを実施しました。この調査結果を基に、ケアプラン有料化について慎重に審議するよう、厚生労働省へ要望しました。厚生労働省の担当者から、介護現場の貴重なご意見をありがとうございましたとコメントを頂きました。

2022院内集会_要望書手渡し写真
調査期間2022年1月24日〜3月2日
調査対象介護サービス事業所/居宅介護支援事業所/地域包括支援センター
調査総数回収 : 305件

2019年度「介護保険制度改定に向けての緊急調査」

2020年度に大きな制度改定の動きがある中で、介護保険制度がどのようにあるべきか、①介護保険の認定 ②介護保険負担割合 ③ケアプランの有料化 などについて緊急の聞き取り調査を行いました。
この調査結果は、2019年11月11日の介護の日フォーラムにて報告いたしました。

調査期間2019年8月〜9月
調査対象ACT・人とまちづくり居宅介護支援事業所 ご利用者
調査総数配布数 : 438件  回収 : 337件

2015年度「中重度要介護者が安心して療養生活を送るための条件とは…」

機関紙4号参照

介護が必要になっても自宅で暮らしたいという希望する人が74%、という厚生労働省のデーターがあります。しかし、在宅で介護を受けることが困難になると、施設待機や有料老人ホームを探すというのが現実です。在宅で暮らし続けるために必要な条件は何か、考えなくてはなりません。そのために要介護3~5の利用者と家族250名にご協力をいただき、聞き取り調査をしました。

調査期間平成27年10月〜11月
調査対象ACT・人とまちづくり居宅介護支援事業所 介護保険利用者(要介護度3~5の方)
調査総数250件

フォーラム

2019/11/11

介護の日フォーラム
「介護保険実施20年 ますます使えないサービス!?」

主催/介護の日フォーラム実行委員会

北沢タウンホールにて開催。第1部では服部万里子さん(服部メディカル研究所 所長)『制度改定に向けて、今できること!』の基調講演を行いました。第2部では、各介護保険事業所のパネルディスカッションを行い、介護保険制度の改悪に利用者・介護者・サービス事業者・市民、各々の立場から声を上げていこうとの思いを結集しました。

機関紙11号参照

フォーラムちらし

2018/10/20

介護の日フォーラム
「人生100年どうする日本の福祉『我が事・丸ごと』カネがいる!」

主催/介護の日フォーラム実行委員会

東京ウィメンズプラザホールにて開催。第1部では小竹雅子さん(市民福祉情報オフィス・ハスカップ)『まだ変わる!介護保険』の基調講演を行いました。第2部では、現場からの報告として生活援助の重要性等を訴えました。

2017/10/28

NPO法人・ACT人とまちづくりフォーラム 2017 報告

NPO・ACT人とまちづくり 副理事長 小宮淳子

フォーラム

10/28(土)に「人とまちづくりフォーラム」を第一部に特別養護老人ホーム「芦花ホーム」医師石飛幸三先生の「平穏死」の講演、第2部に「安心して在宅生活をおくるための条件とは」をテーマにパネルディスカッションの構成で開催しました。当日はあいにくの雨模様でしたが90名の参加がありました。

石飛先生は40年あまり外科の医師として働いていました。その頃は手を尽くしても残念ながら「死」という結果を迎えた時、無念の思いでいっぱいとなり「自分は負けたのだ…」という怒りやむなしさを感じていたそうです。その先生が自分の人生の終わりを感じてきた時に医療の持つ意味を見つめ直す意味を強く感じ、芦花ホームの常勤医に転身。看取り医療を始めてから、初めて「死」とは必ずしも敗北の結果ではなく、自然な死というものは決してマイナスイメージのものではないということを肌で感じるようになったそうです。

フォーラム10月28日写真

「人は死が近づくと、木が枯れるように、何日か前から潮が引いていくような様子が見られる。あまり食べたり、飲んだりしたがらなくなり、眠っている時間が多くなりはじめる。永い眠りにつくために、本能的によけいな物を整理して、身を軽くしようと準備する。家族からは不安に思う余り『もっとカロリーを入れないと衰弱してしまいます』『もっと水分を補給してください』と言われることがよくあるが、本当に苦しませたくないのなら、本人の身体が受け付ける以上のものを無理やり摂取させないようにする。そうすると「自然死」を迎えることができる。」

終末期の高齢者は自然で安らかな死に向かわせてあげるべき、これからも強く「平穏死」提言していくつもり」という先生の話に共感しました。
また「介護する人は心を支える支援を大切にしてもらいたい」とも話され、芦花ホームで実際にあった看とりの場面と職員との温かい交流のエピソードも話していただき、会場のあちこちで涙ぐんでいる人が多く見受けられました。

また、第2部は「安心して在宅生活を送るための条件とは」をテーマにACT初代理事長の石毛鍈子さんの進行で利用者家族2名、訪問看護師、介護福祉士、ケアマネジャーが登壇し、それぞれの立場で「在宅での介護」についての話をしていただきました。その話の中で、世の中にいろいろな情報がある中、その人にとって必要な情報をどのように得ることができたかで、その後の「介護」の様子が変わってくる。また、介護者が一人で抱え込まないように、その人が「どのように生きたいか」を支援できるチームを利用者、その家族、及び、医療と介護の他職種のサービス事業者が連携して「安心して在宅生活を送ることができる」環境を作ることが必要という意見で一致しました。

今後、今まで以上に「介護についてどこに相談するか」その糸口を身近に作ることが私たちに人とまちづくりに課せられた課題と言えると今回のフォーラムで強く感じました。

2016/11/11

介護の日フォーラム
「介護保険サービス ”いざという使えない”かも!」

主催/介護保険フォーラム実行委員会

横浜市開港記念会館 講堂にて開催.パネリストとしてケアマネジャーの視点からこれから危惧される点等を訴えました。

2016/06/25

介護フォーラム
「あきらめないで、介護の未来を考える」

新宿区立新宿文化センター小ホールにて開催。

◎論点
  1. 軽度者(要介護1・2) の自治体による「地域支援事業」への移行。
  2. 「ヘルパーによる生活援助」「福祉用具」「住宅改修」の原則自己負担
  3. サービス利用料の2割負担者の拡大
  4. ケアプラン作成費用の自己負担制の導入
クリックで拡大します